AIに仕事が奪われることで、繊細さんが働きやすくなる未来

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AIチャットサービス「ChatGPT」をはじめ、様々なAIサービスが広まってきました。
それによって、様々な職業の人たちが不安になっています。たとえば…

  • わからないことをすぐ教えてくれる
    →ブロガーの危機
  • 読みやすい文章に修正してくれる
    →ライターの危機
  • 写真やイラストが生成できる
    →イラストレーター、フリー素材モデルの危機

ですが、便利なAIの登場によって、仕事の負担がぐっと減ると感じたので、私はすでにワクワクしています。

働き方改革により、手早さが求められるように

1973年頃まで高度成長期と呼ばれ、今では考えられない労働時間でした。
その後「ブラック企業」という言葉がうまれ、過労による自殺者が出るようになりました。有名な事件はこの2つ。

  • 残業が月140時間以上の過酷労働による適応障害が原因で、ワタミの正社員が自殺(2008年)→記事
  • 長時間労働による精神疾患が原因で、電通の新入社員が自殺(2015年)→記事

これらの事件をきっかけに、残業時間に上限が設けられ、違反すると罰金刑が課されるようになりました。
※詳しくは厚生労働省のサイトがわかりやすいです。

多くの企業で「働き方改革」が行われ、残業時間が少なくなったのはいいことなのですが、業務量は減りません。
つまり、いままでと同じ量の仕事を、短時間でやらなければならなくなったのです。

こだわる繊細さんにはつらい状況に…

テキパキ仕事をさばかなくてはならない。
この状況は、多くの「こだわりが強い」性格・精神疾患の人にはつらい状況となりました。

こだわりが強い人の例

・HSP

・INFJ、INFPなど

・ASD、ADHD

私の場合は「この書き方だと伝わらないかも…」という不安から、どんなに忙しくても資料作成に時間をかけてしまいます。
上司に「そこまでやらなくていい」と言われてもやめられません。
その結果、(他の理由もあったのですが)残業時間が増えるなどあり、うつ状態で休職することになりました。

YouTubeなどを見ていても、業務量の多さによる適応障害などで休職・退職する人が多い印象です。

AIによって助かること

残業は認められないが、会社の業績を考えると業務量は減らせない。
こだわりの強い人ほど、つぶれてしまう。

そんな状況を、多くのAI技術が良い方向に変えてくれるのではと思っています。

  • 「こだわり」の部分をAIが担ってくれる
    AIは一般論で答えてくれるので、「もしかしたらこうかも…」と悩む時間が大幅に減りそう
  • 事務作業が減るだけで、負担が減る
    機械的にこなす事務作業をAIに任せることで、業務量が減り、気持ち的にもラクになりそう
  • わからないとき、すぐ聞けるので時間短縮に
    相手が忙しくてなかなか聞けない…という状況が減るので、テキパキ仕事ができそう

これらの技術が、多くの企業で一般的に使われる様になったら、適応障害などで働けなくなってしまった人も、以前のように働ける未来があるんじゃないかと思います。

私の職場では、すでにAIが導入され始めているのですが、「これは一部の仕事がだいぶラクになるな」という実感がありました。今の時点でそう思えるということは…。今後が楽しみでなりません。