40代~50代の心の危機「ミッドライフクライシス」の乗り越え方

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40代~50代の人に多い「ミッドライフクライシス」をご存じですか?
人生の折り返しを迎え、生き方の「正解」がわからないと悩んだり、焦ってしまうことを言います。

この悩みを乗り越え、より幸せを感じる生活を迎える方法を整理しました。

ミッドライフクライシスは「自分の人生」に不安を抱く時期のこと

ミッドライフクライシスは、「自分の人生はこれでよかったのか」と悩み、焦ることを指します。
主に以下のような状態になります。

①自分の人生に疑問・不安・後悔の気持ちが浮かぶ

人生の折り返し地点を迎え、これまでの日々を振り返ったときに
「本当にこのままでいいのだろうか」と疑問や不安が生まれます。

また、「もっと早くこうしていればよかった」といった後悔や虚しさを感じることもあります。

強い焦燥感や無力感を抱く

定年までの年月や、残された人生が、若い頃より具体的に見えてくるため、
焦りが生まれたり、これまでの目標が達成できなかったことへの挫折感や
「自分はもうだめだ」という無力感に襲われます。

感情の不安定さ

女性の場合は更年期障害なども重なり、感情の起伏が激しくなります。
突然イライラしたり、落ち込んだり、
周囲の人と比較して疎外感を抱くこともあります。

大きな変化を求める衝動

現状に大きな問題がない、平穏な日々にも関わらず、環境を大きく変えたくなります。
キャリアの方向性を変えたくなったり、引越しや新しい趣味を求めたりします。

先日、35歳から逆転するコーチングサービス「RYOMEI」の担当者にお話を伺った際、
「毎日に大きな不満はないが、このままでいいのか悩んでいる」という相談が多いと伺ったのですが
まさにミッドライフクライシスの人が、相談に訪れているのがわかります。

▼これからのキャリアに悩んでいる人へ、キャリアコーチングの紹介記事はこちら

若さへのこだわり

アンチエイジングなど若さを保とうとこだわりはじめます。
鏡を見ると、今までなかったほうれい線や、目の下のしわが気になり始めたり、
そばかすを消したいと思うようになったり、服装などにもこだわるようになります。

退屈感や満たされない感覚に陥る

平穏な日々にも関わらず、それが退屈で意味がないように感じてしまいます。
何をしても達成感を得られず、マンネリに思えてしまいます。

⑦刺激を求めてしまう

退屈な日々を変えようと、ギャンブル、過剰な飲酒や浪費などリスクの高い行動に走ってしまいます。
また、これまで興味のなかった活動に「急激に」興味を持ち、実際に行動に移したりもします。

ことは
ことは

私にも心当たりが多々あります…。
就職氷河期世代なことも重なり、これらの行動はエスカレートしがちです

ミッドライフクライシスを乗り越える方法とは

ミッドライフクライシスを乗り越えるためには、主に以下のような方法が考えられます。

  • これまでを振り返り、新しい目標を設定する
  • 長期的・短期的な目標を立てる
  • 新しいチャレンジや趣味を始める(散財しすぎには注意)
  • 誰かに相談する(プロのカウンセリングに頼るのも◎)
  • 健康に気をつける(体が健康だとメンタルが安定しやすい)
  • 変化を受け入れる(人生の新たなステージに進んでいると考える)

これらの行動を実行する際、気を付けるべき点は「衝動的にならないこと」です。
感情の勢いに任せて行動すると、思わぬ事故やトラブルに巻き込まれるかもしれません。
また、不要なお金を使いすぎてしまう可能性もあります。

今の自分に必要なことなのかをチェックしてから行動してみましょう。

今の自分を詳しく整理することで、不安が軽減するかも

「これまでを振り返る」といっても、どのようにすればいいかわからないときに使える
いくつかの例をまとめました。ぜひノートなどに整理してみてください。

症状をカテゴリーごとに整理してみる

ミッドライフクライシスは感情面、行動面、心理面に現れるので、
以下のようにカテゴリー別に分けると良いでしょう。

  • 感情的な変化:落ち込み、イライラ、不安感など
  • 行動的な変化:大きな変化を求める、リスクのある行動
  • 心理的な変化:自己評価や自己認識の揺らぎ、焦り

漠然とした不安を「具体的な状況」に変換してみる

不安の内容を具体的にすることで、解決策が浮かびやすくなります。

  • 感情面:仕事中に「このままでいいのか」という強い不安を毎日のように感じる
  • 行動面:急に転職を考え始め、特に理由もないのに何度も求人を調べてしまう

その不安はどのくらいの頻度でやってくるかを整理してみる

その不安がどのくらいの頻度で現れるかを整理することでも、解決策が浮かびやすくなります。

  • 週に数回、不安感が強まり、仕事に集中できない
  • 急にリスクの高い行動を取ろうとする衝動が毎月一度はある

その不安の影響範囲をリストアップしてみる

不安の種類を整理することでも、対策が考えやすくなります。

  • 仕事:転職への衝動や仕事への不満
  • 人間関係:パートナーシップや家族との関係の変化
  • 趣味・興味:突然の新しい興味や趣味の変化

過去の自分と比較してみる

過去の自分との心の変化を比較して書くことで、不安が具体的に見えてきます。

  • 以前は仕事にやりがいを感じていたが、最近は無力感ばかり感じる

今の状況を整理することで、どのような変化が生まれるか

これらのことをリストアップすることには、多くの意味があります。

  1. どこに問題・課題があるかが見つけやすくなる
  2. 客観的に自分を見つめられ、冷静な判断ができる
  3. 問題解決のための計画が立てやすくなり、意欲が湧く
  4. 自分の行動パターンがわかるので、予防や対策がしやすくなる
  5. 誰かに相談したいときに説明しやすくなり、解決しやすくなる

漠然とした不安に襲われ続けていると、こころの状態が不安定になるので、
人間関係に悪い影響がでて疎外感に包まれてしまうかもしれません。

セルフコーチングできる手帳を活用するのも◎

日々の不安を軽減するには、「継続して意識すること」も必要です。
なぜなら、これまでずっとモヤモヤしていたものを、すぐスッキリさせることは難しいので
毎日ちょっとずつ変えていく必要があるからです。

そんなときに使えるのが、セルフコーチングできる手帳です。
自分で自分と向き合うための質問(ワーク)が詰まっていて、プロに相談するより安く自分のペースで進められます。

私は「らしく手帳」を愛用しているのですが、
1日1ページ書けるメモ欄には、この2つの質問が書かれています。

・今日をごきげんな日にするためにしたいこと
・今日の自分をねぎらったりケアするためにしたいこと

この質問と毎日向き合うことで、自分を大切にしようという気持ちがうまれていきます。
「ごきげんな日にしよう」なんて考えたことがなかったので、嬉しい刺激でした。

▶詳しい紹介記事は「らしく手帳vs24Diaryの比較記事」をご覧ください

私もまさにミッドライフクライシス中なので、一緒に乗り越えていきましょう◎

このブログでは、HSP・INFJなどの少数派タイプの人に向けて、少しでもストレスなく生活する方法を発信しています。
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