トリリオンゲームは「相棒」に憧れる人の理想形ドラマだった

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TBSドラマ「トリリオンゲーム」、とてもワクワクしながら最終回まで観た。

世渡り上手な天才・ハル(目黒蓮)と、内気なプログラマー・ガク(佐野勇斗)が
1兆ドル稼ぐことを目標にタッグを組むストーリー。

正反対の性格な2人が困難に立ち向かっていく様は、
「相棒(バディー)」に憧れる人にとって、理想形な痛快ドラマだった。

ことは
ことは

尊敬する人と仕事するのが夢だったので
いいなぁ…と思いながら見てました

ドラマが苦手なHSPの人も安心できる展開

HSPの人はドラマを見るのが苦手な人が多いです。
主な理由は3つ。

  1. 感情移入や共感性羞恥の連続で疲れてしまう
    ※共感性羞恥…誰かが失敗する姿などを、自分のことのように思う心理状態のこと
  2. 不安やハラハラする展開が苦手
  3. 過去を思い出してつらくなる

しかし、ドラマ「トリリオンゲーム」は、結末が冒頭で描かれていることや、
ハラハラさせる描写を少なくし、ワクワクさせるシーンを多めにしているため
HSPの人も安心して見られます。

努力家が「静かな脚光」を浴びる

このドラマを良いところは、天才(ハル)にのみ脚光を浴びせるのではなく、
努力家(ガク)にも大事な役割が多々用意されていたこと。

1話の面接のシーンで、面接官の桐姫(今田美桜)が、ガクの評価に〇をつけたシーン。
よくあるドラマなら、あんなに自信なさげな人間が面接に来たら、即不採用にするはず。
ですが彼女は、ガクの素質を見抜き、評価している。

事務やエンジニアなどの職業は、目立つ職業ではないので、評価が下がりがち。
営業など花形な職業の人たちがニガテな分野を担っているのに、
なぜか上下関係ができてしまう。

ですが、トリリオンゲームはそういうことがない。

なんならハルは、ガクを評価し「俺らがそろうことで両輪になる」とまで言う。

お互いの苦手分野を補い合える関係、最高の相棒(バディー)である。

また、凜々(福本莉子)も同様に努力家なのに、なかなか評価されない。
そんな彼女もまた、静かな脚光を浴びるシーンがいくつもあり、見ていてかなり励まされた。

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私は基本的に、男性に恋愛感情を抱かない。
なぜなら、恋人になりたいのではなく、「相棒」になりたいから。

これは、小学生の頃から持っている価値観で
なにがキッカケでそうなったのかは、自分でもまったくわからない。

小学生の時、とある男子と隣の席になった。
女子の人気が高く、男子の取り巻きがいる人だった。
私は彼が好きだったけど、恋愛関係になりたいわけではなかった。

ただ、授業中ずっと、彼とコソコソ話をするのが楽しかった。
彼の友達が、隣の席の女子に片思いをしていて、
どうにか仲良くなろうと頑張っている後ろ姿を見るのが、私と彼の日課だった。

話しかけてくるのはいつも彼からだったのに、
周りからは私がアピールしてるように見えたらしい。
取り巻きから何度も警告を受け、最終的に疎遠になってしまった。

私はただ、彼の「相棒」になりたかっただけなのに。

その後も、(恋愛感情ではない)好きな人とタッグを組む機会が何度もあった。
「俺たちはバディーだ」と言われたこともあった。
そのたびに幸せな気持ちになった。

同じ方向を見て、切磋琢磨できる。
お互いの能力を認め合い、褒め合い、慰め合える関係。

でも、いつも長くは続かなかった。
私が「相棒」と思っていても、相手は次第に私を「女性」として見てしまうから。

そんな私にとって、トリリオンゲームの2人の関係は、まさに理想形だった。

このドラマはビジネスの教科書にもなる

トリリオンゲームのようなビジネスドラマは数多くある。
ただ、このドラマはめめ(目黒蓮)を筆頭に、若年層に人気の俳優ばかり。
私ももれなくこのドラマのターゲットにされ、まんまとハマってしまった。

ことは
ことは

今田美桜ちゃんが可愛くて…
衣装、髪型、メイク、全部マネしたい


このドラマにはビジネスのノウハウが詰まっている。
最初は小さな事業をはじめ、少しずつ大きくしていく(MVPと言うらしい)という手法や
ターゲットの業界を知るために、実際に働いて「現場を知る」という手法など。

こうやって人は億万長者になっていうのかとイメージしやすかった。

ネタバレになるので伏せますが、とある業界を買収する話は、
過去に私が考えたことのある戦略だったので、なおさらワクワクした。

ことは
ことは

その業界に入社できたものの
当時の私にはハルのように行動できませんでした…

私は会社を辞めてブロガーとして生活したい夢があるので
そういう意味でもかなり勉強になった。

とはいえ、あくまでドラマなので、自分なりに、そして今の社会情勢を見て
ブラッシュアップしないといけないのだけれど。

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まるで映画を見ているようだった

このドラマの出演陣、表情の芝居がめちゃくちゃ上手かった。
たとえば、「フフン」と得意げになるシーンが、わざとらしくない、とか。
ハルと桐姫の目くばせや、実は相手をだましていたときの表情など
表情の変化が繊細で、とても好きだった。

どの話も好きでしたが、8話(人気アニメスタジオ・ポポラの話)がお気に入り。
「〇〇のためです」で涙でた。

あと誰も見捨てないところも見てて爽快でした。
これも、HSPの人が安心して見られそうなところかもしれません。