就職氷河期世代だった私は、学生時代に就職活動で失敗。
派遣社員と契約社員を繰り返したのち、30代後半で初めて正社員になりました。
その会社には派遣社員として入社したのですが、正社員になるのは本当に大変でした。
正社員になってからも大変な毎日。
それでも、正社員になってよかったと思うことがあります。
派遣社員だった頃の頑張り
ベンチャー気質の中規模会社に、普通の派遣社員(紹介予定派遣ではない)として入社。
派遣社員としての3年間は、こんな感じで頑張っていました。
- 派遣社員の昇給は、時給10円~50円アップが相場。
私は、毎年時給100円(月給換算で約25,000円)アップし、派遣営業を驚かせた。 - 入社2年目から、レベルの差はあれど他の正社員と同じ業務を任された。
なんだか凄そうに見えますが、任されたのが「1日も休めない仕事」で、頑張るしかなかっただけです…。有給休暇を取った記憶がない…。
この状況でも正社員になるのはとても難しかったです。
色々あったのち「契約社員なら」と承諾をいただき、1年後になんとか正社員になりました。
正社員はいいことばかりではない
正社員になれたものの、いいことばかりではありませんでした。
- 派遣社員時代より給料が安い
- 昇給できる可能性が低い
- 難しい仕事を任される(押し付けられる)
バリバリ働ける派遣社員と、正社員には大きな差があることを思い知らされました。
忙しい時は土日も働き、心と身体を壊したことが2回あります(うち1回は休職した)。
それでも正社員になって良かったこと
正社員になって得られた大きなことは、「クビになる不安」が無くなったことです。
もちろん正社員だって、クビになることがあるし、倒産したら露頭に迷います。
ですが、派遣社員や契約社員のときは、いつも不安でいっぱいでした。
- 今月いっぱいで契約を切られるかもしれない…
- 契約満了したら、次の仕事どうしよう…
- 社員になれるというのは頑張らせるためのエサで、実際は全くその気がないかも…
大げさと思われるかもしれませんが、毎日のように「どうしよう…」思っていました。
私は不器用な人間なので、不安でいっぱいのときに「〇〇に挑戦しよう!」みたな気持ちにはなれませんでした。
安心を手に入れて、頑張ろうと思えるように
こうして「クビになる不安」から解放された今、
険しい山を登り切って、頂上に立ち、周囲を見渡せる状態になれました。
今までは、目の前が壁だけの世界で、ロッククライミングをしているような毎日でした。
頂上に立って、やっと周囲を見渡せるようになりました。
さらに険しい山が見えたり、この山には動物が少ないとか、空は広いとか。
つらいことや悲しいこともありましたが、なんとか深呼吸はできる。地面に座ることもできる。
やっと私は、私の人生をスタートできる。
そう思えるようになりました。
ブログを始めたのも、デザインの勉強をはじめたのも、自分のためです。
自分のこれからの人生を、もっと楽しむために。
長い道のりだったけど、人生まだまだ長い
ここに来るまでに、社会人になってから15年以上かかってしまいました。
でも、定年まであと20年以上あります。
まだ折り返し地点にも来ていない。
だから、現状維持ではなく、もっと楽しむために、いろいろ挑戦していきたいと思います。
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