映画「刀剣乱舞」の4年ぶりの新作「映画刀剣乱舞-黎明-」を観にいってきました。
- 殺陣シーンが最高(特に三日月vs山姥切vs長義)
- へし切を振り回すギャルが名乗ったときの、へし切のリアクションだけでご飯3杯いける
- 情に厚い山姥切が魅力的だった
序盤はネタバレなし、後半にネタバレ感想を書こうと思います!
※あらすじは公式HPにて
現代に刀剣男士がやってきたら…?というIFストーリー
審神者のためにとか、歴史のためにという話ではなく
仲間である山姥切国広を助けに行く話ではあったのですが、その割に山姥切のエピソードが薄かった印象。
三日月が「現代にも、護りたいものができたのだな」みたいなことを言う場面や、ラストの戦闘シーンを見るに、情に厚い山姥切の脆さと、写しであるがゆえの人間臭さ(刀剣だけど)が垣間見えてよかったです。
- ほんとは山姥切メインのストーリーにしたかったけどできなかった
- 現代の審神者をメインにしたかったけどできなかった
など、様々な理由がかさなって、何を一番伝えたかったかがふわっとしてしまい、
「もし刀剣男士が現代にやってきたら」がテーマのIFストーリーに収まってしまったような気がする。
でも歴史に詳しい人なら別の考察がでてくるのかもしれませんが…。
殺陣シーンがよかった、これに尽きる
ストーリーについては「うーん」なところがあったものの、真骨頂である殺陣シーンは最高にかっこよかったです。
冒頭の推し(骨喰藤四郎)の殺陣シーンはじめ、源氏兄弟、三日月vs山姥切vs長義、高速道路で戦うへし切、渋谷での戦闘など、どれもめちゃくちゃかっこよかったです。
いち兄の殺陣かっこよくて二度見した。
長義に惚れない人いるんだろうか
山姥切長義のいいところがたくさんでてて、めちゃくちゃ良かったです。
責任感の強さと、「山姥切は俺だ(国広は写しだ)」と容赦なく斬ろうとする未熟さがたくさん描かれていて、
すごく惹きこまれました。
推し刀が今作もかっこよかった
推し刀(骨喰藤四郎)が定本楓馬くんで本当に良かった。
記憶が無い=不安だし身体が上手く動かないはずだけど、刀である本能で華麗に強く斬っていく様が解釈一致すぎて。
他の刀剣男士に比べるとそこまで俊敏ではないんだけど、ひたむきというか。
それでも歴史を守るためにと戦う姿が大好きです。
冒頭の第一声と、そのあとの殺陣シーンで胸がいっぱいになった。(あと予告編にもあった倒れ方も)
ネタバレ感想
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ネタバレ感想①鬼・酒吞童子の現代
刀剣男士の奮闘により、歴史が改変されることはなく、酒吞童子は討たれることになるのですが、
最期に山姥切国広に呪いをかけ、ともに現代へと消えていきます。
2012年にやってきた三日月宗近たちの前に、現代の酒吞童子が現れるのですが、
現代の彼は「親の虐待から弟を守る兄」という人格を持っていました。
転生すると、本体の人格とか記憶ってないがしろにされるイメージがあるんですが、
この映画では本体のエピソードがしっかりあり、弟が死ぬ運命を変えようとしたが叶わなかったことがトリガーとなり、酒吞童子が現れます。(酒吞童子は過去も現在も、大切な人が死ぬ運命を変えたがっている)
この丁寧な描写に感動しました。
レビューを見ると賛否両論あるようですが、平安の酒吞童子の苦しみを現代に変換すると虐待だったというつながりがあるので、とってつけた設定ではないと考えています。
※ただ、女子高生・琴音と、想いをとられた友達の仲の良さの描写は、もうちょっとあったほうがいいかなと思いました。
ネタバレ感想②ギャルとへし切
ギャル(実弦)とへし切の腐れ縁っぽい関係がとても好きでしたが、最後にへし切に「黒田だよ」と名乗るシーンがあり、「黒田…!」となりながら消えていくシーンが好きです。
へし切って元の主である黒田長政を「付喪神だから一緒にあの世に行けなかった。だから忘れることにした」と語るほど大切に思っているわけで。その血筋(かもしれない)黒田とつながれたことに、本丸の縁側で思いふけるのだろうなと思いました。
ギャルの腕が斬られたときの動揺する姿も、なんだかんだ庇おうとするところも、それなのに言葉で伝えない不器用さがへし切って感じがして好きです。まさか他の審神者の刀剣だとは…。
ネタバレ感想③まさかのサプライズ登場
はらきよーーーーーーー!
観にいく前にちらっとネタバレを踏んでしまい、出るのは知ってたのですが、異次元のかっこよさでした。
たぶん一言くらいしか喋ってないんですが、存在感すごかった。かっこいい…。
あと初期刀むっちゃん(陸奥守吉行)が渋谷で発砲してたの笑いました。
さすがに銃痕残りそう…笑